G-ZRD88RV0FB 通訳案内士、年間稼働日数はどのくらい?200日越えは可能。年齢や体力、そして懐具合と要相談。 - 通訳ガイドのオモテナシ奮闘記 by ばるばら

通訳案内士、年間稼働日数はどのくらい?200日越えは可能。年齢や体力、そして懐具合と要相談。

通訳案内士

年間稼働日数に正解はない、本人の希望が大事。稼ぎたいなら日数は必要?けどストレスは嫌?ゆったり働きたい?でも儲からないのは嫌?うーん、人生いろいろ、ガイドもいろいろ…。

若い男性でバリバリ働きたい、同年齢の会社員と同じくらいの年収は欲しい。結婚して妻子も養いたい。このように前向きな、確固たる意志があるのなら月25日稼働も夢ではありません。スルーガイド14日間のような仕事をたくさん入れればよいのです。ツアーとツアーの間がどのくらい空いてしまうか、そこが問題ですね。

私の年間稼働日

私はコロナ前は年間200日超えでした。が、正直言って肉体的にきつかったです。これは平均すると月17日労働でしたが、この数字は働き盛りの30-40代の私にはちょうど良く、50代以降の私にはきつかった。50代になってからの私が、ガイドとしての稼働日が月に17日超えると、
①次のツアーの準備が疎かに
②家が片付かない
③疲れが取れない
④精算書が貯まり始める
⑤趣味がおろそかに…
等です。

月に15日以下すれば?

これはいいですね、このくらいで働けたらおばさんガイドにとっては最高ですね。が、空いてればエージェントは仕事をねじ込んできます。例えば、ツアーとツアーの間が5日間、おお、なんと理想的なスケジュールでしょうか!ゆっくり精算して次のツアーの準備をして…、友人と映画に行って…♡、なーんて思ってると「そこ、都内と日光と箱根、3日間お願いできませんか⁉」と悲痛な電話がかかってきます。「もう誰もいなくて困ってます、急遽入ってきたオーダーで。関東だけでもやって頂ければ、関西は見つかると思いますので…」

考えてみるとこのエージェントは、自分のガイドのキャリアを支えてくれて、かなり世話になった手配会社です。おまけに担当者はすごくいい人。ガイドが失敗しても庇ってくれるような優しい人です。その人が困ってて懇願してるのです。こんな時に休むなんて!「お任せください、ちょうど空いています、大丈夫です」

…と、こんな感じでツアーとツアーの間はどんどん埋まっていきます。まあ暇な1月2月に休めばいいか、という感じで3月から11月まで月に17日~25日労働が続き、12月にようやく一息つけます。

が、コロナ前の自分を振り返ると、常に全力で走ってた感じです。家は片付いておらず、歯医者や検診もおろそか、身体も休まってなくて全体的に疲れていました。貯金もできていたかというとそうでもないんですね。お金は何に消えたのか?

2023年の目標、年間180日勤務

この数字は単純に月に15日勤務です。まあコロナでそんなにお金なくても生きていけると分かったことですし。家をきれいにして、家族サービスをして、プライベートライフを充実させたいと思います。

コロナ前は常に全力疾走してきた私ですが、改めて自分の日本文化に対する見解と、お客様に提供する説明内容を見直そうと思います。ガイドとしての心構えはリセットされ、2023年はリセット後初めての年。心に余裕のある1年になりそうな予感がします。

年間稼働日数を上げるためには

取り扱いツアーの数、バリエーションを多く持っている会社に登録するのが大事です。長期のスルーガイドから、単発の個人客の案内まで、それらをあまり隙間なく入れることです。自分の他にも登録してるガイドさんはいますが、エージェントからできるだけ信頼してもらえるか、これが大事になります。そして実績ができれば毎年繁忙期にはいいツアーをアサインしてくれるようになります。なので新人のうちは選り好みせずに頑張り誠意を見せるのも大事ですね。